は ま   の    せ   ぐ み
 旧松原村に属し組印は「おたふく」で通称を浜といい、獅子舞と奴踊りを奉納する。
 地下内にお旅所があり、式順は中組に続き二番である。唯一美浜町である浜の瀬組がなぜ小竹八幡の氏子であるかと言えば、寛文年間(1661〜72)頃に美浜町吉原からではなく、薗村方面から移り住んで出来た町であり、元々小竹八幡の氏子がほとんどであった為である。
古くより廻船乗り組みや漁業などで栄え、祭りの参加も古く四つ太鼓も江戸時代からある。浜の瀬組は唯一奴装束に腰巻を巻かない。昔の喧嘩による制裁であると云われている。また文化三年(1806)頃までの幟は絵幟で在ったという文書が残っている。