幟 建 て

十月一日 この日、朝より神社・各組の地下《じげ》(自組の区域の事)の宿・集会場・他組との境界等に幟が立てられる。
本来、幟の役割と目的は天高く幟を翻して祭が始まることを天上の神に告げ、「氏神様、これから祭礼を始めます。どうか迷わずに、この地へ御降臨下さい。」といった願いを込めて建てられるものである。
上部の青笹は神の降臨の依り代である。
また、近年は諸般の事情で30日夜に建てる組もある。この夜より組により、四つ太鼓や仮屋台が肩慣らしされ、いよいよ祭りムードが高まる。