傘揃え式(宵宮)

10月4日

神社玉垣に揃った傘鉾(平成11年)
 御坊祭の宵宮は正式には『傘揃え式』と言い、午前中に小竹八幡宮の玉垣前に各組の傘鉾を建て揃える。これは祭式の始まりを意味するものであり祭りの終了まで建てられている。
 組によっては午前中より「地下廻り」等の行事があり、正午より各組の宮入が始まる。
 宮本である「中組」から順に、浜の瀬組・下組・名屋組・東薗組・上組・紀小竹組・春日組の順で宮入する。神社に向かう通りを幟・四つ太鼓・屋台の順で道中して神社前の芝と呼ばれる広場に、まず幟から入る。その後、四つ太鼓・屋台と順次入り、鳥居をくぐり境内にて奴踊り・獅子舞を奉納する。四つ太鼓は鳥居前と境内神殿正面にてサイテクリョウをし、気勢をあげる。
 各組45分の持ち時間で宮入し、夕闇迫る頃に最終組の宮入りが終了する。
 御坊町は傘揃え式には参加せず、地下内にて祭式を執り行う。これは、昔、御坊町に祀られていた武内宿禰の祭りと言われている。

境内での四つ太鼓(平成15年)