御坊祭の準備

9月初旬
総代会
九月に入ってすぐに小竹八幡宮より各氏子組の氏子総代が召集される。
各組二〜三名ずつの約25名が集まり、例大祭の日程・渡御の次第が決定される。
行司会
総代会の決定を受け、各組の行司(氏子組祭礼役員の最高責任者で通常は各組二人)が集り、神振行事・余興行事の奉納が決定され、宮入次第・時間・行事内容・祭礼の規則(しきたり)等の詳細が話し合われ、決定される。
行司会は祭の最高決議機関であり、ここでの決定事項はいかなる理由があろうと厳守しなければならない。
初寄り合い
行司会の後、各氏子組ごとに初寄り合いが開かれ、行司会での決議事項を発表し、自組が各行事への参加を決定する。
初寄り合いが済めば毎夜、各組ごとに獅子舞・踊り・四つ太鼓等の練習・道具の準備・祭礼寄付集め等がが始まる。
しかし、諸奉納芸の準備練習を充分に行う為、8月後半から初寄り合い・練習を行う場合もある。
この頃から御坊の街は徐々に祭りの雰囲気が高まっていく。

    
               四つ太鼓の練習風景

若衆頭連合会
行司会で余興の開催が決定後まもなく各組の若衆頭の代表で組織する「若衆頭連合会」が開かれ、宵宮夜の若衆頭連合会主催の「若連行事」の開催・詳細が決定される。