奴 踊
 先奴と呼ばれる二本差(大小のかいらぎ)に豪華な刺繍入りの前垂れを着けた奴の長を筆頭に若衆が輪になり、中央で唄う行司、世話人の唄に合わせ豪放な奴振りを表現する踊りである。
中組・濱の瀬組(現在は中絶)・御坊町・上組(子供にて奉納)の四組が奉納し、各組ごとに特色のある歌と踊りを披露する。踊りの起源は定かではないが、江戸時代には既に踊られており、おそらく京都、大阪あたりから受け継がれたようである。
組により近年、子供達による奴踊りも見られ可愛らしい姿を披露しているが、その背景には若衆の不足と踊り離れがあり寂しい一面でもある
御坊町 奴踊り(平成10年) 上組(平成14年) 中組(平成14年)