獅 子 舞

御坊祭の獅子舞は二人で舞い、獅子頭の色が氏子組によって違い赤と黒の二種がある。俗に雄獅子、雌獅子と呼ばれているが、本当に雄雌かは定かでない。約三十畳の場所で舞い、囃子は笛・太鼓・締太鼓(当地ではデッツクと呼ぶ)で、笛が主で太鼓が従になるがデッツクが全体のテンポを決めるので重要となる。
獅子舞の内容は、『山から駈け出た獅子が野原で花や蝶と戯れたり、居眠りをしたりする。やがて猟師に撃たれ手負い獅子となり暴れるが、最後に神にいさめられる』と言う内容である。筋書きは各組共に共通であるが、舞い方に多少の変化がある。奉納時間は、2〜30分位でかなりの体力が必要であり、一人前に舞えるまでは年数がかかる。

中組 (平成4年) 紀小竹組(平成15年)
下組(平成15年) 東薗組(平成14年)