傘 鉾

傘鉾は各組に一本ずつ所有している。
竹で組んだ傘の骨組みに四つ太鼓の天幕に似た羅紗の幕を飾り、天上部には神の依り代である弊を建てた祭礼道具である。
傘鉾は御坊祭に限らず、全国的に祭礼にはよく使われ、いずれの祭礼でも非常に重要な役割の道具となっています。御坊祭においても祭礼の始まりが「傘揃え式」で終わりを「傘やぶち」と称するように傘鉾は重要な地位にある道具と言っていいでしょう。

平成14年 平成15年