額(がく)

額とは、柄の上に箱状で四方に額縁を飾り各面に組名・八幡宮・放生会・式順等を書いた道具で、各組のプラカード的なものであると思われる。
道中では先頭に立ち、奉納芸の時には常に中心や前方に立てており、御坊祭では古くから使われていると思われ、先端の毛髪状の飾りから奴行列の「毛槍」から変形したものではないかと推測されるが御坊町の額には毛ではなく猩猩(しょうじょう)の飾りが施されている。

濱之瀬組 御坊町